美しさに肌の色は関係ないことを子どもたちに伝える絵本

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昨年の12月、2児の母であり、学校の先生をするRebecca Manariさんが執筆した絵本が話題になっている。

タイトルは“Brown Like Dosas, Samosa and Sticky Chikki” (サモサ、ドーサ、スティッキーチッキの様に茶色い)

以前にもインドの美白に対する意識について触れたことが、Manariさんはそれがこのところ行き過ぎているのではないかと考えた。

そこで子どもたちが肌の色でコンプレックスを持ってしまわないように、肌の色が何色であっても良いのだというメッセージを発信するためにこの絵本を書いたとのこと。

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主人公はSamairaという絵具でキレイな絵を描くのが好きなインド人の女の子。

ある日Samairaは肌が紫色のAnahiに出会い、肌を美しい白にしてくれるという話を持ちかけられる。

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ネタバレはしたくないのでSamairaの決断は伏せることにするが、エンディングはとても素敵で子どもたちに自分の肌の色に自信を持ってもらえるものに感じた。

さらにこの絵本にはおまけがついている。

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様々な肌の色の真ん中に「美しい肌の色はたくさんあり、それはこの世界を彩ります。自分に一番あった色を知りたくなったら、これを裏返してみてね!」と書いてある。

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裏返すと自分の写真を貼り付けるスペースがあり、「自分の特別な色がどれであっても、あなたは特別で完璧にできている!」と心温まるメッセージが付いている。

あとがきには執筆したManariさんと絵を担当したHeetal Dattani Joshiさんからのメッセージが書かれている。

現代の子どもたちは作者の子どもの頃に比べスーパーモデルなどが美白をアピールする世の中で生きており、鏡を見てがっかりしている子どもの姿を見かけることがあるそう。

子ども達がダイエットや美容に必要以上の興味を持ってしまっているので、そんな子ども達に肌の色や見た目よりももっと大切なことがあると伝えたかったとのこと。

内容ももちろん感動的で心温まるものなのだが、文章も韻を踏んでいたりリズムがとてもよくそこはさすが先生だと感じた。

そして絵もとても鮮やかでかわいい。

絵を描いたJoshiさんは子ども向けのデザインレーベルと立ち上げており、可愛い絵のついたインテリアや雑貨を販売している。この絵本はインドの大きな本屋さんであれば大体入手できるとのことだが、残念ながら日本の本屋さんでは販売していない。

しかしこちらでネット購入できるのでご安心を。

インドからの発送ということでやや不安があったものの6/10に注文をして6/16に届いたのでとてもスムーズに入手することができた。また、この絵本を出版しているFunOkPlease Publishing Indiaは他にも子ども向けの面白そうな本を出版しているようなので、また購入してみたいと思う。

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