インドの科学エンジニア 空中の水分を飲み水に変える装置を開発

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2012年の4月インドの小さな村に住む女性が数キロ離れた場所へ飲み水を汲みに行ったとき、強い太陽光に当たり続けたせいで亡くなってしまうという事件があった。

この事件を受けてインドでは空気中にある水分を飲み水にかえる装置を開発することとなった。

Indian Institute of Technology出身でElectroWater Technologies Pvt. Ltd.の取締役である科学エンジニアのAnit Asthanaさんは夏の水不足問題を解消すべく行動を起こすことにした。

「多くの研究を重ね、我々はインド初の空中の水分から飲み水を作ることができるAir-Water Generatorを開発した。」とAsthanaさんは語る。

このAir-Water Generatorはすでにムンバイからラジャスタン、カシミールから北部の山岳地帯なのでのテストマーケティングにも成功している。

しかしこうした空中の水分を水にかえる装置はアメリカ、オーストラリア、イスラエルなどではすでに数年前から開発されていて、世界初というわけではない。

これに対しAsthanaさんは「既存の装置の問題点は湿度の低い環境ではうまく作動しない、事情に高価である、作るのに多くの電力を使うということ。」と説明する。装置によっては湿度が最低50~60%必要で、本体価格も200,000ルピー(約40万円)するという。

それに比べAsthanaさんの装置は様々の湿度環境でテストを行い、湿度が9~30%の環境で10~40リットルの水を作ることができ、価格も21,000~24,000ルピーとかなり低コストだ。

ムンバイの冬は湿度が10%まで下がることもあるので、低い湿度で作動するというのは絶対条件だ。

いずれはソーラーパネルも設置し、作動パワーも本体から作れるようにしていきたいと考えているようだ。

様々なテクノロジー開発が進むインド、テクノロジー大国である日本ともこうした前向きな開発を是非共に進めていってほしいものだ。

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