インド映画が日本でも本領を発揮!!…するかもしれないという話

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インド映画がますます身近になるかもしれない。

この1〜2年、『マダム・イン・ニューヨーク』(原題:English Vinglish)、『きっと、うまくいく』(原題:3 Idiots)、『バルフィ!人生に唄えば』(原題:Barfi!)、『めぐり逢わせのお弁当』(原題:The Lunch Box)などのインド映画が日本で公開され、映画ファンの間でじわじわと話題になっている。

配給大手では、日活と東宝東和が力を入れている。

日活は、『きっと、うまくいく』(原題:3 Idiots)や『タイガー~伝説のスパイ~』(原題:Ek Tha Tiger)、『闇の帝王DON~ベルリン強奪作戦~』(原題:Don 2)、『命ある限り』(原題:Jab Tak Hai Jaan )などを配給してきた。

日活と東宝東和は2014年7月にアジア各国の第一級作品を日本の映画ファンに届ける新レーベル「GOLDEN ASIA」を設立。全世界興収も製作費もインド映画史上歴代No.1のアクション映画『チェイス!』(原題:Dhoom 3)を2014年12月5日に公開した。

この映画は、日本でもヒットした『きっと、うまくいく』出演のアーミル・カーンが主演を務めた大作だ。

2015年には、実在のオリンピック陸上競技メダリストの半生をドラマチックに描き、51もの映画賞に輝いたインド映画の感動作『BHAAG MILKHA BHAAG(原題)』を公開するなど精力的に配給を続ける。

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インド側も日本市場への参入に前向きだ。(参照:巨大なインド映画産業「ボリウッド」)インドの映画制作・配給大手のEros Internationalは、自社の世界市場戦略の一つとして日本市場を考えてはいたが、『マダム・イン・ニューヨーク』の成功で日本への参入をより具体的に考え始めたという。

「インドの映画関係者にとって『3 Idiots』(邦題:きっと、うまくいく)の日本での成功は、画期的な事件だった。当初は、40のミニシアターのみの公開で、上映は1日1回。しかも、閉館前の最終回での上映だった。映画館主のほとんどがインド映画の市場性を感じていなかったが、ふたを開けて見ると予想以上の反応があった。公開3週目には、上映館の半数以上が1日2回の上映を決めるに至った。その後も徐々に配給先を広げ、最終的に127館で上映された。」と日活の杉原氏がインドメディアの取材に答えている。

『きっと、うまくいく』は第37回日本アカデミー賞で優秀外国作品賞に輝いた。

『3 Idiots』(邦題:きっと、うまくいく)を手がけたチョプラ監督の最新作『PK(原題)』には、日活のみならず様々な配給会社が興味を示している。

チョプラ監督は、すでにテレビ放映やデジタルプラットフォームの市場価値測定をおこなっており、放映権の販売や日本語でのリメイクを検討しているという。

「くどい顔のインド」人が「歌って踊り続けるだけ」の「長い映画」というイメージのインド映画が、邦画やハリウッド映画に次ぐ『良作カテゴリー』として確立される日も近いようだ。

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