厳しすぎる食品輸入規定で今なお続く品不足

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以前、「行き過ぎた「食の安全」が招いた茶番劇」という記事で掲載したが、インド食品安全基準局(FSSAI)の行き過ぎた安全管理によって輸入食品が品不足に陥っている。インド西部のプネだけで450品目以上が品切れの状態で、イタリアンや日本食レストランは窮地に追い込まれている。輸入できない要因は、FSSAIが定めた厳しすぎる輸入食品に関する規定だ。

FSSAIが輸入を認めているのは、以下をすべて満たした食品だ。

  • インドの基準に沿った食品、栄養補助食品である
  • インド向けに特別に作られたラベル(食品表示)である
  • ベジマークまたはノンベジマークがある
  • パッケージに小売価格が印字されている(シール貼りは不可)
  • 英語表記である
  • 製造者名と原材料の表記がある

編集子が携わっているプロジェクトで日本産の食品をインドへ輸出しようとしているが、すでに8ヶ月が経過している。

最初にパッケージを製作した直後にFSSAIの規定が変わったため作り直しを余儀なくされたり、「インドの基準」に合わせると日本側に課題が生じたりと一歩進んで半歩さがることがとにかく多い。今も輸出のすぐ手前まで来ているのに、その先へ進めない状態が続いている。

現在、インドの港には輸入制限にかかる食品が4,000コンテナ以上あると言われている。これから消費が伸びるディワリ(正月に相当する年中行事)やクリスマスを迎えるインドのホテルやレストランは、頭の痛い問題を抱えたまま大型商戦へ突入することになりそうだ。

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